ブログ・コラム

むし歯予防方法

一宮たなばた歯科医院の楮です(^^)/

 

皆さん、お子さまのむし歯予防といえば一番最初に何を思い浮かべますか?

多分【フッ素】だと思います。

最近は、本やネットなどでたくさんの育児情報がありますから、いろいろ調べてこられる熱心な保護者の方も増えています

うちにも、今度2歳になる娘がおりますので、夜な夜なネットサーフィンで情報を見つけては一喜一憂している次第ではあります(笑)

話がそれちゃいましたが。。。特に、たなばた歯科に来ていただいてる保護者の方のむし歯予防の意識はとても高いと思います(*^-^*)

 

最近はむし歯予防に効果のあるフッ素を使用した製品が人気です。

厚生労働省もフッ素の使用を推奨しており、1歳半検診などでフッ素塗布しているところもあります

ではでは、、、フッ素以外のむし歯予防ってわかりますか?

「歯みがきを上手にする...甘いものは控える・・・?ほかに何かあるかしら??」

とまぁ、こんな感じで意外とフッ素以外の予防方法って知られてないんですよね(‘_’)

 

他に予防効果の高いものとして

【キシリトール】と【リカルデント】があげられます

結構ガムのCMとかで名前きいたことあると思いますが…こちらが予防に効果的なんです(*^^)v

キシリトールは自然界に存在する安全な食べ物です。FAO(国際食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)の合同規格委員会で「1日の許容摂取量を限定せず」という最も安全性の高い食品カテゴリーとして評価されています

キシリトールは、私たちの身近な食べ物(いちごやカリフラワー)などにも含まれています

口の中のむし歯菌は、食べ物の糖分をエサにして。歯を溶かす酸を出しています

キシリトールはむし歯のエサにならない糖分なので、むし歯菌は酸を作れません

キシリトールを習慣的に使うことで、口の中がむし歯菌の住み辛い環境になり、むし歯菌は減っていきます。

つまりむし歯になりにくい菌がふえて、むし歯になりにくい環境へとなっていきます。

 

そして、リカルデントとは?

リカルデントはメルボルン大学で開発されました

これは牛乳から作られた「カゼインホスホペプチドと非結晶性リン酸カルシウムの複合体」です

・・・・眠くなりそうな感じですが、お口の中の動きとしてはとても簡単♪

①むし歯菌によって、歯から溶け出したミネラルを元に戻して、歯の元の状態に近づけるミネラルパック効果(^^♪

②むし歯菌により酸性になったお口の中を中性に戻してくれる効果(*^^)v

 

フッ素が歯の表面を強くするなら、リカルデントは再生といったところでしょうか?

 

ただリカルデントは牛乳から作られているので牛乳アレルギーの方には使えないそうです( ;∀;)

 

 

むし歯は5つの要因からできています

①歯磨きの習慣、歯みがきの上手さ

②唾液の量、性質、むし歯菌の酸を中和したり殺菌する能力、歯の強さ

③食生活(何を食べているか、特に砂糖)

④食事や、おやつの回数

⑤お口の中のむし歯菌の種類、量

 

この中でフッ化物は②に関する予防です。現在日本で行われている予防といえば①②に関するものばかりです。

完璧を目指すなら①~⑤に対してすべてを予防したいものですが難しいですよね

キシリトールやリカルデントを使用することでその他の点もうまく予防できていくと思います

 

たなばた歯科ではキシリトールを甘味剤にした歯磨き粉も売ってありますのでよければご確認ください(*^-^*)

PAGE
TOP